地域情報
西条
東広島市の中心である西条の歴史は、古代の山陽道にまで遡ることができますが、近代では軟水醸造法と吟醸酒により全国的に広島酒が注目され、西条は灘、伏見に並ぶ酒どころとして知られるようになりました。
JR西条駅周辺に酒蔵が軒を連ねて並ぶ「酒蔵通り」には、赤煉瓦の煙突、白壁やなまこ壁など特徴的な建物が並んでいます。
広島大学や広島中央サイエンスパークを中心とした研究学園都市づくりがなされており、隣接する広島市のベッドタウンとしても発展していて、広島県内でも人口増加率が高い地域です。
また、大学や研究機関、国際センターなどの施設が集中してるので、留学生、研修生、大学教員などの外国人が多い街でもあります。
安芸津
安芸津は東広島市南部に位置し、市内で唯一瀬戸内海に面しています。
万葉集にも登場する古くから栄えた要港で、遣唐使船の水駅にも使われていました。
軟水醸造法と広島杜氏発祥の地として知られ、摂津国の灘に対して下灘と称されました。
現在は造船、精密機械、化学製品など、最新技術を誇る企業を積極的に誘致するとともに、昔からの産業にも力を入れており、地の利を生かした牡蠣・シロウオ・ノリなどの海産物のほか、温暖な気候で育つびわ、じゃがいもなどの農産物を生産しています。
特に赤土で育てるじゃがいもは、品質の高さで全国的に有名です。
