明治末期、北海道開拓で富を得て帰郷した堀岡熊次郎が中心となって、大正末期、四国霊場八十八ヶ所になぞらえ、如来・菩薩など本尊の配列を四国霊場と同じくして88体の舟形光背をもつ石仏を建てました。
この、JR八本松駅を中心に約1.8km内に点在する一群の石仏をめぐるのが「八本松八十八石仏めぐり」です。
現在、石仏たちは「八本松88石仏の会」により保存、 運営され、年2回の定例石仏めぐりが開催されています。
参考文献:八本松八十八石仏の会
この地蔵めぐりは、山コース登り約一時間半ですが、石の道や急勾配など飽きることはありません。
とても楽しく山頂にたどり着けます。
脚の弱い人はゆっくり登り、山コースと里コースに分けて挑戦してください。
山頂は本丸跡で食事など休憩し、下りは43番まで約一時間です。途中少し急勾配があります。
里コースは約二時間ですが道をさがすことも考え、二時間半くらいみておきましょう。
※ 石仏めぐり専用駐車場はありません。
1番より28番まで上り約90分・28番より曽場ヶ城山まで約15分・ 28番より43番まで下り約60分
八本松駅南口に53番があります。 再度国道を横切ることになりますので最初におまいりするとよいでしょう。 |
駅より海田方面へ少し歩くと、国道右に1番のお地蔵さんがあります。 |
1番よりさらに海田方面へ、 国道(交差点を対角線)を渡りビッグハウスすぐ前の道を団地方面(山側)へあがります。 少し歩くと新しい二号線バイパスがあります。 |
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バイパス上の橋を渡り右折、少し歩くと左にあがる道にサインがあります。 これよりサインに従ってあるいてください。 |
28番のお地蔵さんより右の笹道を少し歩くと本丸跡に出ます。 ゆとりのある人は曽場ヶ城山の山頂まで約15分です。 |
29番で記帳できます。 |
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本丸から山頂まででは山頂付近でよこ道から出ます。帰りの道を確認し、注意してください。 |
43番のお地蔵さんは災害で流山道の終わりにあります。 |
43番のお地蔵さんの後ろ入る広場は「あやめのまい」の身代わりに死んだと言われる馬の神社です。 |
※ 山コースにはトイレはありません。
※ ゴミなどは全て持ち帰り処分してください。
43番より88番まで平地約120分
里コースは4体並んだ石仏から始まります。 |
なだらかな平地が続く、比較的歩きやすい道が続きます。 |
77番より3つの池を囲むように石仏が点在します。 |
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表情豊かな里コースにはこんな道も。 |
最後の石仏88番は疱瘡神社境内にあります。 |
※ 里コースは途中国道など車道を横切りますので充分注意してください。
※ 里コースにも地蔵めぐり専用トイレはありません。
※ 民家の横などを通りますのでマナーに注意してください。